NHK朝ドラ『エール』前代未聞のコンサートで幕!その超豪華メンバーを紹介!必見です!

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NHK朝の連続ドラマ『エール』もいよいよラストウィークです。
金曜日の『あさイチ』に出演していた窪田正孝さんが言いたくてうずうずしていた最終回の放送内容の告知がありましたね。

本当にまさか!の前代未聞、コンサートでのエンディングです。

しかも強者ぞろいの超豪華メンバーなので観る側としては15分では物足りなそうではありますが、出演者からの音楽を通しての感謝の気持ちが伝わってくる15分になると思います。

その15分は楽しみではあるのですが、過ぎてほしくない気持ちもあり複雑な1週間になりそうです。

この記事の目次

『エール』ファミリーの音楽性の高さ

作曲家・古関裕而ご夫妻を描いた『エール』では、二階堂ふみさんのプロ並みの歌唱力に驚かされました。

すっとタクトを構え指揮する窪田正孝さんからも、練習量の多さと努力を感じさせられました。

そして、ハーモニカを吹く窪田正孝さんもステキでした。

舞台からのキャスティング

ミュージカル界から
山崎育三郎
古川雄大
小南満佑子
劇団四季出身
堀内敬子
吉原光夫
井上希美

歌手からのキャスティング

( )内はグループ名
薬師丸ひろ子
森山直太朗
野田洋次郎(RADWIMPS)
松井玲奈(元・SKE48・乃木坂46)
加弥乃(元・AKB48第1期生)
俳優さんだけど家族がミュージシャン♪
宮沢氷魚(父親がTHE BOOMのボーカル宮沢和史)

 

『エール』ラストコンサート曲目

1.「とんがり帽子」(古川、井上、小南、子役)

2.「モスラの歌」(井上、小南)

3.「福島行進曲」(古川)

4.「船頭可愛や」(山崎、ギター・中村)

5.「フランチェスカの鐘」(堀内)

6.「イヨマンテの夜」(吉原)

7.「高原列車は行く」(薬師丸)

8.「栄冠は君に輝く」(森山、山崎)

9.「長崎の鐘」(二階堂ほか全員、指揮・窪田)

ラストコンサート豪華キャスト陣

小山裕一:窪田正孝

カッコイイ男・窪田正孝さんが『エール』を通してすごく深みのある男に成長していったような気がします。

そんな窪田正孝さん、そうそうたるメンバーの中、主役・小山裕一を演じる窪田正孝さんだけが音楽とはご縁がない?ということで(?)司会を担当されています。

 

小山音:二階堂ふみ

演技派の女優さんとしてのNHK朝ドラ起用だったとは思いますが、その歌う姿は思わず口パク?と疑いたくなるほどの歌唱力で、ミュージカル界から転身してきた女優さんかと思ってしまいました。

これだけ歌唱力が必要な役なのに、歌ありきの選択ではないところがすごいです。

 


撮影に入る前から歌の特訓があったようですね。

その特訓でここまで歌い上げる姿は迫力ものです。

 

佐藤久志:山崎育三郎

ご存じミュージカル界のプリンスの山崎育三郎さんは、イケメンなのにひょうきんさも持ち合わせているのが人気の秘訣でしょうか。

本番でコケたものがそのまま採用されたシーンが話題でした。

12歳の時に小椋佳さん企画のジュニアミュージカルオーディションに合格し、『アルゴミュージカル』の主演に抜擢されカーテンコールの拍手に感動してミュージカル俳優を志すようになります。

ピアノの猛特訓をして東邦音楽大学付属高等学校声楽科に合格、さらに東京音楽大学声楽演奏家コースに進学するのですが、大学在学中に『レ・ミゼラブル』日本初演20周年記念公演のマリウス役に抜擢され大学を中退し正式にデビューします。

その後も自身で目標としてきた『モーツァルト!』『ミス・サイゴン』『エリザベート』への出演を20代で果たし、多数のミュージカル作品に出演しTVドラマにも進出していきます。

甲子園でのアカペラはピッチも崩さずもちろん音程もばっちりで歌唱力のすごさを見せつけていました。

実は、あの場面の演奏は歌っている山崎育三郎さんに合わせて後からつけたもので、ピッチがずれて大変な作業になると覚悟していた演奏者たちを驚嘆させたそうです。

チェック

野球少年だった山崎育三郎さんは、小学1年のときに地元の少年野球チーム『高輪クラブ』に入団し、低学年チームではキャプテン、高学年チームでは副キャプテンを務め、全国ベスト8の成績を残しています。
自身の野球チームを持ち、あこがれの野球選手は元ヤクルトスワローズの「古田敦也」選手。

福島三羽ガラス

村野鉄男:中村蒼

「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」史上最年少の14歳でグランプリを受賞したイケメンが『エール』ではギター初挑戦で素晴らしい演奏を魅せています。

今回は久志のリクエストに応えてギター伴奏をしているそうです。

 

御手洗清太郎:古川雄大

登場シーンはインパクトがありましたよね。

久志とのコンビシーンが最高でした。


バックダンサーに憧れ、中学でジャズダンスを、高校に入ってからはクラシックバレエを習い始めた古川少年は182cmの高身長とはっきりした顔立ちで原宿でスカウトされ「テニスの王子様」でミュージカルデビュー、今や「ミュージカル界の次世代エース」「ミュージカル界の新プリンス」と言われる有望株です。

 

藤堂昌子:堀内敬子

女優さんとしてさまざまな役柄で活躍されているので、『エール』でも存在感のある昌子さんを楽しませていただいていました。

女優さんとして認識している方が多いと思いますが、実は劇団四季に在籍して『ウエストサイド物語』や『美女と野獣』『エビータ』などの主役を演じ、退団後は『レ・ミゼラブル』のコゼット役など多数のミュージカルに出演してきたミュージカルの実力者です。

三谷幸喜さんに高く評価されて抜擢された『12人の優しい日本人』のキーパーソンのおばさん役が転機となったようで、その演技力は「憑依型女優」と称されるようになり歌の世界とは切り離されているようなので、今回のコンサートではその実力を発揮してミュージカルの部分を知らなかった人たちをうならせてくれることでしょう。

チェック

おっとり系の堀内敬子さんですが実はスポーツ万能で、7歳からクラシックバレエを習い、中学時代はバスケットボール部のキャプテンを務め、全国大会にも出場するほどの腕前だったそうです。
バスケットでの高校推薦も可能だったのですが、身長が158cmと小柄だったため断念したそうなので、身長がもう少し高かったら『エール』の昌子さんはいなかったかもしれません。

 

夏目千鶴子:小南満佑子

優等生の役がピッタリでした。

高校から音楽科を専攻し、『レ・ミゼラブル』のオーディションに最年少で合格したもののコゼット役には若すぎるからとアンサンブルキャストの勉強をし、東京音楽大学音楽部声楽専攻に入学した年に初舞台を踏んでいます。

KinKi Kidsの堂本光一さん主演の『Endless SHOCK』のヒロインを演じた翌年、念願の『レ・ミゼラブル』のコゼット役で30周年記念公演のプリンシパルキャストを務め、大学在学中の3年間出演している実力者です。

ジュリアード音楽院の声楽オーディションで最優秀賞を始め、数々の賞を受賞しているエリートで、お兄さんはミュージカル俳優の小南竜平さんです。

藤丸:井上希美

一目惚れした久志を献身的に支えていた藤丸さん、結婚して妻になれてホッとしました。

2014年に劇団四季研究所の研究生となり、2016年に『美女と野獣』のヒロイン・ベル役に抜擢されています。

 

千鶴子さんと藤丸さんのデュエットが「モスラの歌」とは、ナイスな選曲で歌っている姿はまるで双子そのものです。

岩城新平:吉原光夫

音の母・光子を支える強面の職人を演じていますが、実は劇団四季出身のミュージカル俳優です。


21歳の時、劇団四季のオーディションに一発合格し劇団四季附属研究所に入所、数々の舞台に出演し2007年に退団。

帝国劇場開場100周年記念公演『レ・ミゼラブル』で日本公演歴代最年少の32歳で主演ジャン・バルジャンを演じ、2019年に5度目のジャン・バルジャンを演じている実力派です。

『エール』ではその歌唱力を発揮する場がなかったので、ラストコンサートでの歌唱は必見です。

藤堂清晴:森山直太朗

いつも軽いトークで恥ずかしさを紛らしているようなイメージのあるシンガーソングライターの森山直太朗さんが役者さんになると真面目モードスイッチが入るんですね。

落ち着いた演技で森山直太朗さんの違う一面が見えた藤堂先生でした。

 

セカンドシングル『さくら(独唱)』がオリコン1位に輝き2003年『第54回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たしています。

2005年、2回目の出場の際には『さとうきび畑』で番組史上初の親子(森山良子さん)共演が話題となっていました。

おぎやはぎの小木博明さんは姉でありマネージャーの森山奈歩さんのご主人で義兄にあたります。

関野吟:松井玲奈

吟の長女ゆえの真面目さ、自分を押し殺してしまう気持ちが切なくて、もっと自由にしていいのに、と思わず応援したくなりました。

アイドル(元SKE48・乃木坂46のメンバー)を卒業して大人の女優さんとして活躍中の松井玲奈さんにこの元アイドルの肩書は不要ですね。

杉山あかね:加弥乃

さりげなく登場し、要点をつく発言をしている加弥乃さんですが、鉄男さんへの恋心はどうなったのでしょう?

ちょっとほのぼのとする進展はありましたよね。


AKB48第1期生(旧チームA)元メンバーの加弥乃さんは、子役時代ミュージカル『アニー』に出演したこともあり、キューピーのCMソングで有名になった「たらこ・たらこ・たらこ」がCD化(キグルミ)される前に近野莉菜さんと歌っていました。

関内光子:薬師丸ひろ子

戦争の空襲で焼け落ちた自宅の跡地で歌う光子の「讃美歌」は、きれいな透き通った声がすべての悲しみを受け入れ前向きに生きようとする誓いを物語っていたのではないでしょうか。

ここは台本には、

「戦争のこんちくしょう!こんちくしょう!」

と唸りながら地面をたたく

とあったのですが、薬師丸さんから讃美歌「うるわしの白百合」をという提案があり、光子の気持ちになった薬師丸ひろ子さんならではの気持ちが通じてのシーンとなったようです。

中学1年生の時に、高倉健さんとの共演の映画『野性の証明』で鮮烈なデビューを飾り、『セーラー服と機関銃』で歌手デビューも果たし日本中にその名を知らしめることになります。

大学受験のため休業した後、『探偵物語』『メイン・テーマ』など多数の映画やドラマに出演し輝き続けています。

NHK朝ドラ2013年度『あまちゃん』に出演したことをきっかけに、歌手・薬師丸ひろ子の存在が若い世代の人たちに大きく知られることになりました。

実際にひどい音痴なのでは、と思っていた人もいたようです。

まとめ

偉大な作曲家・古関裕而さんを描くドラマだけあって、音楽関係者の起用が多いドラマでした。

二階堂ふみさんがプロのオペラ歌手のような歌唱力を魅せたかと思えば、ミュージカルスター山崎育三郎さんの歌声に魅了され、歌わないミュージカルスター吉原光夫さんが工具を作るというファンがやきもきするドラマでもありました。

前代未聞のドラマから飛び出してのコンサートは朝ドラの歴史に残る最高のラストになるとともに『エール』のファンの心にも深く残ることでしょう。

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