今年も開催が待たれている日本テレビの24時間テレビですが、開催中止と言われていた恒例の24時間マラソンに代わる、「募金ラン」というチャリティマラソンが開催されることが発表されました。
「募金ラン」の発起人は、シドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子さんで、メンバー5名を含む「チームQ」が結成されています。
この記事の目次
「募金ラン」とは
高橋尚子さんが発足した「チームQ」のメンバーがランナーとなり、三蜜が心配される公道マラソンに代わる私有地内にある外周5kmのサーキットコースを周回するという企画です。
この企画は、1周走るごとに走者が10万円を寄付するというチャリティマラソン形式になります。
私は現役時代からずっと、走ることでたくさんの方々に応援していただき、力をいただいてきたので、走ることで何か私が恩返しをすることが出来れば、と思っていました。
シドニーオリンピックで金メダルを取ってから20年という節目の年に、恩返しの走りを見せたいと思います。
企画に上がった賛否の声
今年の24時間テレビ2020のテーマは『動く』
「偽善と言われることもある。こんな時期にマラソンをやる必要があるのか。
といろんなご意見があると思うけど、動かないと!
どんな批判があっても。
動かないと、何もゼロで始まらないよりかは、プラスになるという人がいれば、それは意味があると思います」
【行列のできる法律相談所より】
コロナ禍でのマラソン開催はどうなのか、という声もたくさん上がっていた中、それでも何かを始めなければという高橋尚子さんの気持ちが、この企画の源でしょう。
「走った本人が寄付をする」ということに疑問を持っている人がほとんどのようですが、海外ではこういったチャリティマラソンはすでに多く行われています。
誰かが走ることによって、それを応援する他者がチャリティとして寄付をしていく、というのが本来の流れだとは思います。
自分が走れば走るだけ募金しなければいけない、というのは理解されにくいことでしょう。
それでも、走ることを仕事としてきた高橋尚子さんにとっては、自分が走ることで恩返しが出来る、その恩返しの形として募金をするために、チャレンジして走り続けたい、と多くの方からの批判は覚悟の上で、決定した企画だと思います。
シドニーオリンピックから20年という節目の年にコロナ禍に直面し、「走れることはありがたいということなんだ」と実感。
「走ることで恩返しが出来ればと考えていた。走ることでこんなに募金させていただけます、という思いを届けられたら」と意気込みを口にしている。
【デイリースポーツ】
またその無謀とも言える企画に賛同してくれた人がすでに4名いるということも、大切な結果だと思います。
24時間で何周走れるのか
『1km・6分を意識して走り続けたい』
1周が5kmなので30分で走る計算になります。
1時間で2周・10km。
今回の企画は深夜から早朝は走らないということなので、その深夜を21時、早朝を日の出を迎える5時と考えると、8時間のマイナスとなり、走行時間は15時間となります。
ただ、番組スタートが18時30分なので、マラソンのスタートは19時になるのではないでしょうか。
そうすると、8月22日の19時から21時の2時間に、8月23日の5時から20時(21時だと放送が終了してしまうので)の15時間をプラスして合計17時間とすると、1時間に2周走る計算で35周・170kmが目標ということになります。
24時間テレビ2020「募金ラン」からの募金予想額
5kmのコースを1周走るごとに10万円の募金ということなので、目標周回数が35周ということで、350万円が募金予想額として発生することになります。
ただ、猛暑が続いていますから、その猛暑の中、目標としている1km・6分ペースを保っていけるのか、時間帯によってどう変わっていくのかがポイントだと思います。
当日の予報が雨という声も聞こえているので、また変わってきそうです。
チームQのメンバー構成は?
高橋尚子さんが直接交渉して、賛同してくれた選手が4名決定しています。
同じ陸上選手や、他競技のアスリートもいると言われていますが、メンバーについては恒例の当日のお楽しみということになっています。
思わずメンバーを尋ねるメインパーソナリティのV6/井ノ原快彦さんに対して、「ナイショ」と言いながらも「1人は女優さん」とヒントを出していました。
現時点で発表されているのは、発起人の高橋尚子さんと女優さんである1人のみ。
女優候補①:運動神経バツグンの土屋太鳳
ネット上では、「女優って誰だろう?」「土屋太鳳さんじゃない?」と盛り上がっているようです。
確かに、某番組で倒れ込みながら走り抜く姿を見せていましたし、運動能力もあり、やり切る根性は、さまざまな場面で発揮してきていますから、そうであって欲しいという願望も込めてのことでしょうか。
女優候補②:日テレ女優代表!清野菜奈
『今日から俺は!』で見せてくれているアクションはホンモノで超カッコイイです。
でもマラソンは瞬発力より持久力なので、どうでしょう?
『今日から俺は!』で橋本環奈さんと楽しそうに踊っている清野菜奈さんですが、実はダンスが大の苦手、と言っていました。
リズム感がないんだとか???
アクションはイケてるんですけどね。
女優候補③:瀧本美織さんも要チェック!
CMでも活躍中の瀧本美織さんの名前も挙がっていました。
瀧本美織さんの腹筋は、ファンの間でも有名です。
女優さん以外は誰?
「1人は女優さんです」
ということは、残る3人は女優さん以外ということですよね。
番組内で出ていたメンバーのシルエットは、全員女性に見えたのですが、あくまでもシルエットなので確定とは言えません。
女優さん以外だと、当然候補は陸上仲間、陸上以外のアスリート仲間、過去に24時間マラソンに参加したことのある人、、、となると『イモトアヤコ』さんの名前が一番に挙がります!
でも、イモトさんは女優枠???
女優候補?:イモトアヤコ
なぜ、立候補ランナー1名緊急募集?
『行列のできる法律相談所』で「募金ラン」の発表とともに、「立候補ランナー」を1人緊急募集するという企画が発表されました。
立候補資格は、
- 1周10万円の募金企画に賛同出来る著名人・アスリート
- 運動習慣があり健康な人
- 走ることに熱い想いを持っている人
という3点でした。
締切が翌日の22時だったので、すぐに選出され練習に入っていることでしょう。
このギリギリになっての立候補ランナーの緊急募集は、高橋尚子さんの負傷が原因でした。
練習中に肉離れを起こしてしまい、ここ数日は練習が出来ていない状態で、急遽ヘルパーとして募集することになったそうです。
当日は問題なく走る、と言っていますが、くれぐれもムリをしないようにしてください。
サーキットコースの本命はどこ?
高橋尚子さんが「1周5kmのサーキットコースを走る」と言っていたので、単なる運動場のトラックではなく大きな公園内にある遊歩道的なマラソンコースでもないということでしょう。
運動場だと周囲に人が集まりやすいし、情報も漏れやすいので三蜜の点でも候補地外になります。
さらには「私有地である」ということなので、情報もなかなか出てこないようなのですが、もちろん候補になりそうな私有地のご近所の方々は、もしかしたら、とワクワクしているかもしれませんね。
もう当然準備にかかっているでしょうから、そんな動きに気づいた人は情報を挙げているのでは?
立川駐屯地説
場所としては、一般人の立ち入りがないので密の状態の心配はないのですが、私有地ではないですし、サーキットコースは作らないと無いですよね。
サーキットだったらどこ?
サーキットコースと言ったら、一番に上げられるのがサーキット場ですよね。
カメラワークとしても完璧でしょうから。
ただし、距離数を考えると、茂木:4.8km、富士:4.5km、鈴鹿:5.8kmとなり、5kmピッタリではないんですよね。
そして基本的に考えたら、他県への移動を極力避けるには、関東近郊での開催が主軸にあるのではないでしょうか。
サイクリングロードが最有力候補
修善寺サイクルスポーツセンターは、1周ピッタリ5kmなんです。
しかも、東京オリンピックの自転車競技の会場になっているので、シドニーオリンピック金メダリスト高橋尚子さんが東京オリンピックの競技場を走る!って、画になりますよね。
現在はオリンピックに向けて一般人の使用不可の状態なので、まさに最適な場所です。
都内からはちょっと離れてしまいますが、そんなに遠距離ではないでしょう。
穴場の最有力候補は日産テクニカルセンター
私有地に大きな走るためのコースがある場所、で思い浮かぶのは、新車の試験走行コース。
日産は24時間テレビとのかかわりも多そうですよね。
そんな日産の試験コースと言えば、追浜試験場「GRANDRIVE」なのですが、ここは周回3.77kmで5kmにはちょっと足りません。
そこで、次に挙げられたのが、同じく日産の『日産テクニカルセンター』です。
こちらには特別作られた試験コースというものはないと思うのですが、広大な敷地内で一般道で行う感覚のテスト走行は行われているようです。
『NTC』(日産テクニカルセンター)では、毎年「日産ふれあいロードレース」として、視覚障がい者と一般の参加者が一緒に走るマラソン大会を開催しています。
今年は、残念ながらコロナの影響で中止となっていますが。
その参加コースの中に、ちょうど5kmのコースがあります。
日産の敷地内なので、一般人が自由に出入りすることは出来ません。
広大な大自然の中、アップダウンを楽しみながらのコースは見ごたえはあると思います。
緑に囲まれているので暑さも少しは柔らぐのではないでしょうか。
ただ、この週末の天気予報は雨なんですよね。
ナニこのニュース?
私有地だったら人が集まらないと思ったの?
私有地を撮影できる場所を求めて人が群がるとか考えないの?
馬鹿なの?
コロナ感染者増やしたいの?#24時間テレビ43 https://t.co/LLmSqd5Wld
— たま (@HadTama) August 16, 2020
このような問題点は当然考えられているはずなので、外から中の様子がまったくわからないことが大前提であり、それが出来ない場所であれば、外での密を避けるための対応が必要となり、それがまた場所特定に至ってしまうので、会場としては使われないと思います。
まとめ
毎年行われていた24時間マラソンですが、ランナーの疲労困憊ぶりに疑問が残り、その意義を考え直さなければいけなくなっていたところで、今回の新企画が登場しました。
海外では有名なランナーが参加する『チャリティマラソン』が多数開催されているのですが、まだまだ日本には浸透していないので、必死で走った上に募金するなんて、と疑問に思う人も多いかと思いますが、これを機会に全国的に拡がっていくことを高橋尚子さんも望んでいると思います。
何より、高橋尚子さんが発起人の責任を感じて負傷を押して無理に走ることをせず、他のメンバーとともに笑顔でラストランを迎えられることを願っています。